デニムのアタリ出し加工
こんばんは、光です。
皆様、あけましておめでとうございます!!(遅!)
今年もどうぞよろしくお願いいたします🙇♀️
新年一発目の私のブログは裾上げしたジーンズのアタリ出し。
アタリって何ですの?というと
簡単にいうと擦れた跡のこと。
これがね、かなり重要なんですよ。
生産時、必要箇所に施されたアタリ加工。
これを裾上げでぶった切ってしまうんですからひとたまりもありません。
(裾上げ不要の人にはわからない感情が芽生えます 笑)
ほらね。
全体的にバランス良く施されていた加工が...😅
たかだかこれだけで大して変わらないでしょう。
とは思えない。
裾だけ突如真っ青なサマはどうみても納得いきませんし、
自然にアタリが出るまでこのまま履くほど気長なタイプでもない。
ということで自前で加工することにしました。
まず確認で裾上げしてもらった時の縫い方はシングルステッチ。
(裾上げ部分の内側、下糸を見てみてください。シングルは表糸と同じような単純な点線的なやつ。チェーンステッチはチェーンのようになっているもの。そのままかよ。)
アタリが出やすいのはチェーンステッチなのですが
そこはもうシングルでやってくれたのでシングルのままやります。
これこれ!
上の指が指してるのがシングルで、下の指が指してるのがチェーン!
チェーンのほうがうねりが出て綺麗にアタリが出るんです。
やり方はここから順に。
まず裾部分を濡らします。
乾かします。
それを何回も繰り返します。
パッカリングと言って、縫い目部分にシワを作る作業です。
急速に乾かすのがポイント。
一回やって、結構深夜だったので
二回目は朝までに乾かそうとエアコンの風が当たる部分に吊るして自然乾燥。
翌朝、三回目。シワがつきやすいように縦にキツくタオルで包んで絞って、
家事やら仕事やらの合間に自然乾燥。
約半日で乾き、即 四回目。
見てください、この躍動感あふれる写真。
ぶん回して床に叩きつけています。
やけくそになっているわけではなくて、
こうすることで、か弱い私の握りよりもしっかりシワがつきます。
で、急速な乾燥をということでドライヤーで一気に乾かしたのがこちら↓
いいよ〜 上出来です!!
本当はあと数回やりたいけど、せっかち登場。
裾が波打っていれば、パッカリングは完了です。
この先はダイソーで売っている道具で行けます🙆♀️
ダイソーですが残念ながら220円では済みません。
紙やすりがあればそれで良いですが、時短重視の方はこちらをおすすめします。
頑張って無理やり作ったうねりの山の部分に、こうしてダメージを与えていきます。
この時切った本来の裾部分をお手本にすると良いです👍
ダメージに集中しすぎて、せっかくのうねりを伸ばしながらやってしまわないように⚠️
大体で良いです。
細かいところは電動ルーターを使って、裾の折り返し部分や広い面はやすりで
と言った感じで使い分けてみてください。
この作業わりと時間がかかりますし、何よりめちゃくちゃ毛ボコリがでます!
目に見えるぐらい部屋中舞います。
私は開始3分で重度の鼻炎発症。
マスクをして、掃除しやすい場所でやることを推奨します🧹
そしてそして。
ついに!!✨
当初の不自然極まりない感じからここまでになりました🤩
本来通り!とはいきませんが、あの不自然さはだいぶマシになるかと思います。
さらにここから履き込めばいい感じになります。
ちょっと一手間二手間かかりますが、愛着の湧く1本になるので、
裾が変だから履かない😢なんてことにならないように
ぜひやってみてください💛
絶対に失敗したくない!こんな面倒なことやってられるかよ🤷♀️
もっと綺麗に仕上げたい!
という方は加工をやってくれる専門業者もいるので
依頼してしまうのもおすすめです😉
ということで、裾上げ不要の方は一生やることはないだろう
裾のアタリだしのやり方でした〜🤗(嫉妬中)
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